英、11年3月までに歳出62億ポンド削減計画 公務員の採用凍結
【ロンドン=吉田ありさ】 英国のオズボーン財務相は24日、2011年3月までに62億ポンド(約8千億円)の歳出を削減する計画を発表した。各省庁のIT(情報技術)関連予算、出張費、特殊法人予算などを削減し、公務員の採用も凍結する。削減額の9割強(57億ポンド)を、1560億ポンドに上る財政赤字の縮小に充てる。 英国は欧州内でも財政赤字が最悪の水準にある。同財務相は「(ギリシャ不安などで揺れる)欧州では赤字額の大きい国が対応を急ぐべきだ」と述べ、今年度中に赤字削減を始める必要性を強調した。ただ、大学関連など優先度の低い助成金も削減する一方、医療、防衛、学校などの予算は削減の対象から外した。 同財務相は「世界中が債務国危機が起こる危険に気づき、歳入の範囲内でのやり繰りに着手し始めている」と述べ、歳出削減への理解を求めた。
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